中村曜子氏(故人、元「ギャラリー月光荘」代表) 

常に新鮮な感動

母君の死を悼んで、四月八日の花祭りの日か、秋の彼岸をオープンとするのが武田仁さんの月光荘での個展です。裂帛の気迫で一気に描かれた入魂の佛様のお顔は、みじんの狂いもゆれもなく引かれた0.六ミリの輪郭によって、慈悲と厳しさにみちた崇高な気品をただよわせています。そこは、精神世界と芸術が相寄って、完成の境地を創造する鮮烈な感動があります。
その感動が、常に新鮮な魅力となって、見る人の胸にしみ紺でゆくのではないでしょうか。

 

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